僕らのお姫様
タッタッタッタッタッタッタッタッタッ……

「「わんっ!ぅわんっ!!」」

前から後ろから大きな巨体がのしかかってきた。

「ぅお!なんだなんだ;」

嬉しそうに尻尾をブンブン振り回すラブラドールが2匹。

「コラコラコラ;北斗も湖南もまだ足が拭き終わってないだろう;」

後を追うように父さんがリビングに駆け込んできた。

「父さん、はよ。」

「おぉ!おはよう、東亞。そのまま2匹押さえておいてくれよ??!」

父さんは素早く2匹の足を拭く。

「全く;元気がありすぎるのも困ったもんだな(ー'`ー;)」

そう言うと大きくため息をついて向かいのソファーに腰を下ろした。

そんな姿の父さんにはお構い無しと、俺にじゃれつくラブラドール2匹。(笑)

チョコレートカラーのラブラドール、北斗(ほくと)と湖南(こなん)。

変わった名前だと思うだろう。

俺達双子の名前と合わせると東西南北になるようにと父さんが名付けたらしい。

くだらないというか、安易というか…(・ω・`*)


「しかし北斗も湖南も東亞に凄く懐いてるものだな。」

「んぁ?;」

北斗達に押し倒されながら父さんの方を見る。

なんか関心してないか?;

ってか関心してないで助けろよ(`◇´)ゞ


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