恋ノ音色 ~聴コエヌ音~
「ちょと・・・待ちなよ。」
僕は反射的に君の腕を掴んでひきとめた。
君は少し驚いた顔で僕に聞いた。
『何ですか?』
「質問。 まだ君に答えてもらってないよ。」
『あ、サクラですか?』
「うん。 好きなの?」
『ハイ。 サクラ・・・好きです。』
「ふぅん。 そう。」
『翔(しょう)さんはサクラすきですか?』
「僕? 僕はサクラは嫌いだよ。」
『どうしてですか?』
「弱いから。 弱くて儚くて掴んだらヒラヒラと無残にもすぐに散っていくからね。」
『・・・そうなんですか。』
「じゃあ、君はなんでサクラ好きなの?」
予想はついていた。
僕は反射的に君の腕を掴んでひきとめた。
君は少し驚いた顔で僕に聞いた。
『何ですか?』
「質問。 まだ君に答えてもらってないよ。」
『あ、サクラですか?』
「うん。 好きなの?」
『ハイ。 サクラ・・・好きです。』
「ふぅん。 そう。」
『翔(しょう)さんはサクラすきですか?』
「僕? 僕はサクラは嫌いだよ。」
『どうしてですか?』
「弱いから。 弱くて儚くて掴んだらヒラヒラと無残にもすぐに散っていくからね。」
『・・・そうなんですか。』
「じゃあ、君はなんでサクラ好きなの?」
予想はついていた。