君はガラスの靴を置いていく
『ごめんなさい』
千花が突然謝ってきた。何の事だか分からず俺の頭はハテナだらけ。
やっぱり話したくないのごめんなさい?
それともまた二人になってしまったのごめんなさい?
『私……この前は一方的に宮澤君を責めすぎた。
いつか謝らなきゃって思ってたの』
『え、え?なんで??』
誰がどう考えても千花に非はない。むしろもっと責めていいはずだし悪口のひとつでも言うべきだ。
『あの時、宮澤君は何も教えてくれない、不安も不満も言ってくれなかったって責めたけど後から考えたの。私だって宮澤君に何も言ってなかったって』
『……』
『全部宮澤君が悪いって、そうすれば楽だって思ってた。でも相手が100パーセント悪いなんて事は絶対にないの。だからごめんなさい』
なんて返せばいいのか困っていた。
こんな事を言われたのは初めてだし、どちらかといえば責められる事の方が慣れているのに………