君との思い出
「沙那ちゃん」




あたしは呼ばれた方に振り向く




「…」




先生だ




「調子はどう?」




「普通」




この人は担当の医者の片塚要さん




この人は不思議な人




表情が全然変わらないから感情とかが全然分からない




眼鏡をかけて髪はいつもボサボサ




なぜかこの人にだけは、いつも話してる気がする






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