君との思い出
沙那から鍵をもらって病室を出たあと、俺は学校へむかった




「直哉~」




おれは遠くから聞こえてくる声の方向に目を向けた




「お~!俊~」




俺はそう言って手を振った




「おはよ」




少し息を切らしながらきたこいつは、溝端俊




俺の親友で性格はバカだが頭がよくてこんなんでも生徒会長をやっているやつ




髪は黒でちょっと癖っけ、制服は俺よりかはまだちゃんとしてるほうだ





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