【企】花火サマサマ。




櫻井がきてくれた。
それがすごく嬉しくて、前を走る櫻井が怒ってることなんかすっかり忘れていた。



って、もう走らなくていいんじゃないの?



「ちょ!櫻井!!!
もう、走んなくていいくない?」


「…この辺でいっか」


櫻井が走るのをやめたから、やっとあたし達は止まった。



「櫻井。さっきは、その……ありが「お前さ、俺がどんだけ焦ったと思ってん」



…え?


「待ち合わせ場所にきたら、珍しく早く来てると思ったら、変な奴らに囲まれてるし……


ビビったやんけ」



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