青春ラバー
「もうこの話はいったん置いといて、」

みんなが不服そうな嫌そうな不安げな顔をしてるのが分かる。

わたしってそんなに信用無いの!?


「2つ目は、今、私たちは危機に陥ってます。」

「ああ、
守備練の危機にな。
ノックするやつがこれじゃあ…。」

いつまでその話題引きずる気よ、俊!!
てか、周りの人たち何うなずいてんの!?
否定しなさいよ!!

「そ・れ・は・お・い・と・い・て!!!!!
部員数の危機よ!!
智入れたって8人しかいないんじゃ試合すらできないでしょ。」

今さら人数を数えだすバカ8名。

「たしかに―!!
これは危機だね。」

尚人は見た目は眼鏡で頭良さそうなのに、実は天然で頭悪い。

「……うん。
だからさっきから言ってるよねぇ。」
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