青春ラバー
「んん~…?
投げ方は教えてもらったけど、ピッチャーの投げ方かどうかは分かんないっす。」

「ピッチャーの投げ方なの!

だから速い球投げれたし、フォームが優センパイそっくりだったんだよ。

つーか優センパイがなんでピッチャーの投げ方以外を教えるんだよ。」

俊がまくしたてる。

ああ、そういう事だったんだ!

やっと納得できた!


でも隣では、

「何で?

だって俺、普通の投げ方もおぼつかねえのになんでいきなりピッチャーの?」

「それは違うよ、智。

智はいっつも自分はみんなより下手だって思ってる見たいだけど、わたしから見てもみんなとほとんど変わらないよ?

智、すっごく上手くなってるよ!」
< 38 / 70 >

この作品をシェア

pagetop