青春ラバー

かっこ良すぎでしょ!SIDE俊

「彼女の前だからって、何かっこつけてるんですか~。」


部室に走っていくはっちゃんを見てるセンパイを小付く。

「はは、

ばれちゃった~?」

はっちゃんには内緒なぁ

って言いながら笑うマコセンパイ。




「……センパイは毎日そう思いながら練習してるんすか?」

「ん?
なにが?」

「だから、明日挽回すりゃいいって言うやつですよ。」

センパイはかれこれ1年彼女に失敗も含めて、毎日自分のプレーを見せてきたんだ。

きっとそんなセンパイの苦労に比べたら俺なんかまだいいほうなんだろうな。


「ああ、
考えてねぇよ。

俺、そんなにポジティブじゃ無いしね。」





「………じゃぁなんで俺にあんなこと言ったんすか。」
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