鯖とさばとサバそしてSAVA
*サバ日和
俺はサバ。
というのはあだ名。
本名、佐波太郎(さばたろう)。
まあ、魚のサバだ。
俺は京都の汚い海にすんでいる。
俺の口癖は【汚。】だ。
特に意味はないが去年の流行語大賞にも選ばれた。
ある日俺はあの子に恋をした。
きれいで美しくてかわいくて素敵で、、、、、
っあ!同じ意味だね。
とにもかくにも、スタイルもよくて、頭もよくて俺にしたらドストライクだ。
でも、名前は知らない。
俺はシャイだから。
思えば12年。
あの子に恋をしてからもう12年という月日がたった。
あの子が家を出る時も、あの子が食べ物を探しに行っている時も。
後を追いかけていた。
これってストーカーかな。
人聞きの悪い。そんなことないさ。
俺はついに決意をした。
あの子に告白することを。
===海底13丁目===
「あの、、、ずっと君の事を見てました。」
「あの、、その、、もし僕でよかったら、、、、」言おうとした瞬間、
「ごめん。」
サバは口をパクパクさせた。金魚のように。
とは行っても魚だから当たり前だけど。
あの子は言った。
「ごめん。だって君、【汚い】でしょ。本当にごめん。嫌いなわけじゃないから。」
あぁ、、、俺は終わった。。。
12年間何をしていたのだろう。
速く、誰かに釣られたい。。。。
===END===
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