年上の男
待ち合わせのコンビニが見えてくると、
あ、もういる。
背が高い矢崎さんは、遠目からもすぐわかる。
・・・・ぐっ・・・。
カッコいいじゃん。
やば。
鼻血出る。
Tシャツにジーンズのいたってシンプルな格好なのに。
私を見つけると、ニコッと笑ってこっちに歩いてくる。
ああ。
もう、メロメロです。
あの笑顔。
やばいです。
いつもツナギ着てるし、タオルを頭に巻いてるから・・・・。
カッコいい人なのは、なんとなくわかってたけど。
かっこよすぎです。
熱が、熱が上がります。
「こんばんは」
私の側に来るとにっこり微笑む。
「こ、こんばんは」
き、緊張する。
ヤだ。
心臓が・・・ドキドキする。
私のことをじっと見る。
な、なんだろ。
なんか変?
そしたら、
「可愛いじゃん」
え?
可愛い?
ぼぼぼぼぼぼ。
「ははっ。顔が真っ赤だね」
も~やだぁ。
「や、矢崎さんもカッコいいです・・ょ・・」
どんどん声が小さくなるけど。
精一杯です。
「そう?ありがとう」
優しく微笑む矢崎さんに・・・・もう、夢中です。