年上の男


夏休みに訪れた私の恋。

振られちゃったな。

車を運転する矢崎さんの顔を見ながら、これからどうしたらいいのか考えていた。




車から流れる景色に顔を向ければ、夕陽がキラキラ綺麗に輝いていて。

これから先のことはわからないけど。

自分が出来ることを精一杯やろうと思った。





矢崎さんの隣にいても似合うような大人の女になる。

だから、

もう少し、大人になるまで待ってて。

まっててください。

お願いします。



心の中で呟いていた。












~おわり~




< 36 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop