年上の男
夏休みに訪れた私の恋。
振られちゃったな。
車を運転する矢崎さんの顔を見ながら、これからどうしたらいいのか考えていた。
車から流れる景色に顔を向ければ、夕陽がキラキラ綺麗に輝いていて。
これから先のことはわからないけど。
自分が出来ることを精一杯やろうと思った。
矢崎さんの隣にいても似合うような大人の女になる。
だから、
もう少し、大人になるまで待ってて。
まっててください。
お願いします。
心の中で呟いていた。
~おわり~