年上の男


遥と学校の帰りに駅まで歩いていると・・・・

あれ?

見覚えのある車。

車の脇には『N会社』と表示してある。

・・・もしかして?

私がフラフラとその車に近づくと

「柊子?・・・どこ行くの?」

遥が慌てて追ってくる。

「やっぱり・・・」

私が呟くように言うと

「なにが?」

不思議そうに遥が聞く。

「・・ん。この車さ・・・」

言いかけたとき




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