Seaclet Love…
1章:傷だらけのアナタ


【side:蒼空】


「おっはよー、ソラっ」


『おは…っ』


こちらに近づいてきた友人に視線を向けようとしたら


勢いよく抱きついてきた友人に、私はイスから床へと場所を変えられていた。



……これが日常化してるから、驚きはしないが


さすがに“痛み”に慣れることは出来ないみたいだ。



「んーっ…今日も可愛い~」


怪訝に思っていると、それに気付いてか気付かずか…


友人、こと美咲は頬すりをし始めた。
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