なにがあっても一番大好きな人
第2章 人の気持ち
何の…あの男!!!

人が折角親切に声をかけたのにあの態度!!

何様!???

あぁあああ

腹が立つぅ~~!!

「陽菜ちゃん??どうかした??」

「麗美先輩~~!!さっき変な客が着てたんですよ…。」

「変な客?」

「はい。この店に入りづらそうだったから声をかけたら話しかけるなって…。俺様口調でいったい何様って感じですよ。それで…。」

「……。」

「それでですねぇ…あたしもつい…つい、文句言っちゃったんですけど…(汗)」

「それってどんな感じの人だった??」

「えっ?どんな感じ?ん~…。」

「身長高くて茶髪だった?それで、目つきが悪くて…。」

「えっ、あはい。顔はあんまあり覚えてないんですけど。誰かを探してたのか分かりませんがずっと中を覗いてたんです。けどなかなか入ってこないで声かけたら客じゃないっ!!って…お知り合いですか?」

「えっ、あっ…んん。前にもそんなお客様が居たなぁと思って…。」

「あっ、そうですか。」

「ゴメンね…。」

「いえ…じゃあ、あたしは上がりなのでお先に失礼します。」

「えぇ。お疲れ様。」





麗美先輩明らかに慌ててた…

彼氏さん…?

まっさかぁ。

あんな優しい麗美先輩と

あんな変な人が付き合ってるなんて…

ないないっ。

麗美先輩と彼氏さんはあたしの理想のカップルなんだからっ♪

あぁぁ…

そんなこと考えてると…

誰も居ない部屋に帰るの嫌になった…

寂しいなぁ…

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