なにがあっても一番大好きな人

始業式が終わりあたしが帰ろうとすると

「ねぇ、みんなで新学期祝いってことでｶﾗｵｹでも行かなぁい？！」

「おっ、いいねぇ～！そうしようぜぇ。」

「ごめん。あたしﾊﾟｽ！！」

「えぇ～～！！なんでぇ。」

朝日が頬を膨らましあたしを睨んできた…

「しょうがないでしょ。あたしには自分の生活がかかってるんだから。」

「じゃあ、家なんか出なかったらいいのに。」

「朝日。そんなこと言わないの。陽菜にも色々と事情があるんだから。」

「朱鳥はいっつも陽菜の肩持つぅ～～。」

「またいつでも行けるでしょ？」

「わかったよぉ･･･。」

「ゴメンね朝日。それじゃ、また明日ねぇ！！」



ﾎﾝﾄ朱鳥が居てくれて助かる･･･

いつもﾌｫﾛｰしてくれる

朱鳥にはいつも救われるなぁ･･･




あたしが家を出た理由――――――

それは弟の伊吹だった･････