ひとつのせかい
その時、自然と私の目からは涙がこぼれていた。
「泣くほどイヤかな?イヤならいいんだけど・・・」
「ちっ・・・ちがうの。私ね、言われたことなかったから・・・すごく嬉しいのっ・・ひっく・・・あり・・・ありがとう・・・」
「わわっ!大丈夫?!私のことは夕って呼んでね♪だから私も知穂って呼ぶね。」
「うんっ・・・。でも、夕ちゃん。学校にいるときは私に近づかないほうがいいよ?」
「なんで?」