ひとつのせかい
何か頭にベトッとしたものと、かたいものが当たった。

何?



「うっしゃー!!卵超命中だし!!!」

クラスの男子・・・。


『卵がもったいないでしょ!?そこまでして私をいじめたいわけ?』
気弱な私は何もいえぬまま、トイレへと走った。

唇を噛み締めながら。
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