チビ×ヤンキー=?? -学校編--
「じゃあさ、例のやつ、つぅ一緒にやらない?」




そうだよ、そうすればいいじゃん。



つぅはきょとんとして、なんで?って顔してる。



「だって借り物競争よりやりがいありそうでしょ」



「まぁ、そうだけどな」



「じゃあいい?」



「ん…」



よし、つぅがOKしてくれた。



楽しくなるといいな。



あたしは黒板に名前を書くために席を立った。





-つぅSide-



まさか、あれを柚姫とやるとは。



柚姫はちゃんと内容を把握してんのか?



……多分、あんましてないだろうな、柚姫だし。




「なんか荒豪くん嬉しそうだね」



大原はにこりとしながら柚姫をちらりと見る。



「確かに柚姫可愛いもんね」



「さぁな…」



「ふふ、知ってる?」


「何を?」



「荒豪くん、柚姫に対してだけは表情が違うんだよ?」




……こいつ、もしや。




「まるで恋をしてるみたいに」




やっぱりばれてる。


大原は頭が冴えるやつだったのか。




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