チビ×ヤンキー=?? -学校編--
「だから?」


俺は敢えてその話について興味ないことを示した。


大原は特にそれで怯むわけでもなく笑っていた。




俺、こいつ苦手だ…。



…まぁ、ともかく。



例のやつ、確か“ペアで絆を深めろ”とか、やたらダサい名前だったような。



内容は俺もそこまで知ってるわけじゃないが、とりあえずこんな感じだ。




やる場所はなんと校舎の中含め、全体。



お互いずっと手を繋いでなくてはならず、離れたらその場で失格。


それは色々と係の奴らが監視しているらしい。



んで、色んなミッションをクリアし、先にゴールをしたペアのクラスにかなりの得点が入る。



で、何故かこれが体育祭特別イベントになっている。



つぅか、もう体育関係なくね?




「つぅの分も書いておいたからね」



戻ってきた柚姫が笑顔で言った瞬間、俺はそこに何も突っ込まないようにした。



せっかくの嬉しいチャンスを誰が無駄にするもんか。







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