チビ×ヤンキー=?? -学校編--
「おいっ、荒豪!綾瀬にいろいろ教えてやれよ・・・・・って寝てやがる・・・」



先生の言うとおり、爆睡状態の“荒豪”くん。


ふふっ、驚かしちゃおうかなぁ。


あたしの心の中に意地悪が芽生えてきた。



「大丈夫です、私席に着きますね」


「すまんなぁ、隣が役にたたない奴で。いつもあんなんだが、一向に背が伸びないやつでな」



あぁ、ぼろくそ言われてるよ・・・。


どんまい・・・・。



「では、次は数学なのでしっかりと準備するようにな」



「「「はぁい」」」


大望先生は満足といった顔で教室を出て行った。



例え期待はずれでも、絶対皆からの質問攻めに合うよね。


ってことは・・・チャンスは今しかない!



席に着いたあたしは隣でぐーすか寝ている人にちょこっと意地悪した。


弱点変わってないよね?

だったら、ちょこっとでも効果抜群だよねぇ、ふふっ。










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