褪せない花


夏の熱に浮かされるような熱っぽい視線を交わし、


花火の火薬の匂いが残る中で唇を重ねた。



世界がどれだけ魔法に溢れても

変わってはいけないものがある。


魔法がどれだけ便利でも

不便な方がいいこともある。



だってこんなに褪せない花、きっと他に無いでしょう?



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