手をつないで ~touch on my heart~

まずいな、あいつ森の中入って行ったのか
しかも、1時間も経ってるとかあきらかに迷ってるんじゃないか!?





大袈裟な事になるのはまずいと思って、俺のマネージャーだけに事情を話して森に探しに行った。
もちろん、マネージャに止められたけど、早く行かないとって俺の中で焦る気持ちが先走った。
















そのころ、七枝はずぶ濡れになりながらまだ帽子を探していた。


何で見つからないの~(泣

絶対に見つけて帰るんだから!!!

もうメガネ邪魔っ!!
雨のせいでメガネかけてると余計に見つけずらい!!

と、七枝はメガネをとった。
















あっ!!!
あったっ!!!!!!
見つかったよ!!!





しかし、帽子は七枝には届きそうにない木の枝の先にひっかかっていた。
しかも、下は傾斜面の崖。

ううーん。
仕方ない!女は度胸だ!!!
登るぞっ!



しかし、木登りなんて小学生以来で、なかなかうまく登れないよ。





悪戦苦闘しながらようやく帽子がひっかかっている枝まで辿り着いた。



あと、、、もうちょっと。

端から見たら、かなりのへっぴり腰に必死に枝にしがみつきながら、片手を伸ばして、帽子を取ろうとしている。



あと、少しっっ
   ・
   ・
   ・

Σ取れた!!!
やった!









あ...れ?

体が...
お、落ちるー///



< 12 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop