手をつないで ~touch on my heart~

「いやっっっ!!」

落ちると思い、七枝は目をつぶり衝撃に備えた。

















あれ?痛くない。
それに温っかい。

目を開け、ゆっくり顔をあげると至近距離に城戸さんの顔が...

えっ!
ち、近い、、、


それに私、城戸さんに抱きかかえられてる!?
でも、どーして城戸さんがここに??

いろいろありすぎて、頭がついていかないよ、、



「おまえ、バカかっ!!!あんなところ登りやがって!!!っっ//////」


「ご、ごめんなさい。」


     ・
     ・
     ・

《ビビった///メガネとるとこんな顔してんのかよ////》

     ・
     ・
     ・

はっ!
離れなくちゃ!!!
このままだと、城戸さんが思ってることが私に流れ込み続けちゃう!!!


「助けていただいて、ありがとうございました。」

自然に抜け出そうとしてるのに、思った以上に城戸さんの腕の力が強い;

     ・
     ・
     ・

《まぢで小さいな、中学生...いや小学生くらいぢゃないか??》
     ・
     ・
     ・

やめて!!!
聞きたくない!

「は、放してください。」

「あぁ、悪い忘れてた。」


ほっ
これで城戸さんの感情を聞かなくてすむ。

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