手をつないで
~touch on my heart~
「ありがとうございます」
「あぁ。」
?目をそらされた?
ばさ
急に城戸さんが服を脱ぎ始めた
男の人にまったく免疫のない七枝は赤面しながら、泉から背を向けた。
ビックリして心臓ばくばく言ってる。
「おい、あんたも濡れたまんまだと風邪ひくぞ。それに・・・透けてる。」
!!!!
Tシャツを1枚しかきていなくて、雨に濡れて透けていることに気づかなかった。
恥ずかしい////
どうしよ;
脱ぐなんて、私には無理;
「あんたの裸なんか見ても、何もする気にならねぇよ。」
何それ。
どーせ私はナイスバディじゃないですよ。
背も小さいし、まわりの女の子が女優さんとかモデルさんで目が慣れちゃってる城戸さんには私の裸なんか気にすることもないってことですか!
あー、何かどーでもよくなっちゃった。
私が脱ごうとした、瞬間。
目の前が真っ暗になった。
えっ!?何;
と思ったらちょっと埃っぽい毛布がすっぽり私を覆っていた。
「それ、隅にあったから使えば。」
「あ、ありがとうございます。」