手をつないで
~touch on my heart~
「おまえに、触れると何かあるのか?」
まずい。
勢いで言ったことに、後悔した。
下を向いて、泉の質問には答えずに黙っていたら。
今度は両手で顔を持ち上げられた。
しかも、き、城戸さんの顔が/////
鼻と鼻がくっつきそうのほど近い////
顔が赤くなったり、青くなったりしてパニックを起こしてる七枝。
「おい!質問に答えろ。」
「は、放して///」
「答えたら放してやる。」
い、言えないよ;本当のこと言なんて言いたくないよ。
っ拒絶せれたくない。
七枝がどう答えようか考えていると。
「遅い。10秒以内に答えないとここから追い出して、お前が嫌いな雷と仲良くしてろ。」
「10。」
えっ;
「9。」
どうしよ;早くしないと;
「8。」
何も思いつかない…;
「7。」
「6。」
まずい
「えっと、あ、アレルギー・・・?」
「5。」
カウントが止まらない;
「4。」
「3。」
「きゃっ;」
脇に抱えられて外に向かってる;
「2。」
こ、これは本気だ;
「1。」
「待って!!!」
城戸さんの動きが止まった。
ほっ。
「本当のこと言います。」