手をつないで ~touch on my heart~

「おまえに、触れると何かあるのか?」

まずい。
勢いで言ったことに、後悔した。

下を向いて、泉の質問には答えずに黙っていたら。

今度は両手で顔を持ち上げられた。
しかも、き、城戸さんの顔が/////
鼻と鼻がくっつきそうのほど近い////

顔が赤くなったり、青くなったりしてパニックを起こしてる七枝。

「おい!質問に答えろ。」

「は、放して///」

「答えたら放してやる。」

い、言えないよ;本当のこと言なんて言いたくないよ。
っ拒絶せれたくない。

七枝がどう答えようか考えていると。

「遅い。10秒以内に答えないとここから追い出して、お前が嫌いな雷と仲良くしてろ。」

「10。」

えっ;

「9。」

どうしよ;早くしないと;

「8。」

何も思いつかない…;

「7。」

「6。」

まずい

「えっと、あ、アレルギー・・・?」

「5。」

カウントが止まらない;

「4。」

「3。」

「きゃっ;」
脇に抱えられて外に向かってる;

「2。」

こ、これは本気だ;

「1。」

「待って!!!」

城戸さんの動きが止まった。

ほっ。

「本当のこと言います。」





< 23 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop