私と殺し屋の3ヶ月

夕立プリンスホテル内は、落ち着いた色合いで統一されていて、気品があった。

私たちの部屋、503号室に着いた。

中に入ると、白で統一されていた。

「お前、初めてホテル来た?」
私の珍しそうにしていた顔で、バレてしまった。

「…まぁ、そうですけど」

泊まる事自体初めて、とは
馬鹿にされそうなので言わなかった。

「そうか…」

零さんが荷物を下ろして、
ベッドに腰掛けた。


気まずい中、私は置く荷物も
無いのでソファベットに腰掛けた。

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