私と殺し屋の3ヶ月


名前の無かった感情に、




名前がついた。













「好きって、そんなわけないですよ…砂羅さん!」


「嘘。顔に書いてあるわよ、零が好きって」


「ちがっ…そんなわけないっ」


なんで私、焦ってるんだろ?

好きなわけないよ。
だって零さんは、いつか私を殺すんだよ?

好きになっちゃだめだもん…



「好きな人ができたら、どんなに否定しても心は正直なのよ?弟子さん…」


砂羅の瞳に私はドキリとした。

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