私と殺し屋の3ヶ月

…ガララッ……

お風呂場のドアが開く音。
私が殺されるまであと何分…?
「逃げなかったのは…偉いな」
ダボダボした、灰色のズボンだけ履いている零さんが、頷く様に言った。

「…逃げても帰る所が無いじゃないですか……」

ククク、と零さんが笑って、

「そうだったな…」

と言った。

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