私と殺し屋の3ヶ月

「あんまり太ると、警察から逃げる時困るから太るなって言ったくせに…」


心愛が俺に言い返したので、俺も言い返した。


「限度があるぞ。顔も疲れてるしな…」


心愛が溜め息をついて、コクっコクっと眠そうに首を上げ下げした。


…今頃、砂羅はどうしているだろうか?

きっと、俺の居場所も聞かれているに違いないだろう。


荻原の事だ…尋問やらだってしているかもしれない。



「心愛…家に戻るぞ」

心愛の返事がない。
…どうやら寝ているようだ。

心愛を抱っこし、終電の電車に乗った。






レイニーハウスへと向かって。

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