私と殺し屋の3ヶ月

「……む?」

目が覚めると、見慣れないコンクリート丸出しの古臭い天井が見えた。
俺はきっと地獄にいくはずだから、地獄とはこんなに質素な所なのかと考えていたら、


「目、覚めたみたいね?」

と、聞き覚えのある声がした。

「アミ…何故ここに?」

咄嗟に起き上がろうとすると、もの凄い痛みが肩と足にきた。

「…っぐ……」

「零、もう少しで死ぬ所だったのよ?」

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