私と殺し屋の3ヶ月
「あんたが零だね?」
「あぁ…そうだ」
闇医者は目を細めてから、何かを手に取って俺に見せた。
「幸い足の方はかすれて肉がえぐれたぐらいで、筋肉に損失も無かったから、歩くぐらいならできるね。
肩は包帯巻いておく事だね…。あんまりむちゃして傷口開いたりしたら大変だから」
「…そうか。それはどうも」
とりあえず、あんまり酷くはないようだ。
それより、さっきから後頭部がズキズキと痛い。
手榴弾の衝撃で、石にでも頭をぶつけたのだろうか…。