私と殺し屋の3ヶ月

「あんたが零だね?」

「あぁ…そうだ」


闇医者は目を細めてから、何かを手に取って俺に見せた。


「幸い足の方はかすれて肉がえぐれたぐらいで、筋肉に損失も無かったから、歩くぐらいならできるね。

肩は包帯巻いておく事だね…。あんまりむちゃして傷口開いたりしたら大変だから」


「…そうか。それはどうも」



とりあえず、あんまり酷くはないようだ。
それより、さっきから後頭部がズキズキと痛い。

手榴弾の衝撃で、石にでも頭をぶつけたのだろうか…。

< 270 / 491 >

この作品をシェア

pagetop