私と殺し屋の3ヶ月


「おつかれさん、よくやった」

私の頭にぽんと手を置いて、
どこからか現れた柩さんが言った。


「触らないで…!

柩さんのせいで零さんは…!!」


耳のマイクを外して柩さんに投げつける。
やっと、あの声から解放されたんだ…。

だけど、零さんが居ないと意味ないよ…。



「アイツは友達だった。
だけど砂羅は特別だ…」


柩さんが俯いて言った。


「最低だよっ…!
零さんを犠牲にして…!!
砂羅さんだって喜ばないよ…」

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