私と殺し屋の3ヶ月

怒られるかもしれない。
けど、頭がぼーっとしていて…なんかもう、どうでもよくすら思える。

だって今から、脱獄の手伝いしにいくんだもの。
まぁ原因は私なんだけど…。

って、違う!柩さんのせいだ。

「遅刻しましたね…」

岬さんが静かに言った。
…怒ってるというより、私を試すような言い方だ。


「本当にごめんなさい…」

「好奇心は悪くないですが、出かける時には声をかけて下さいね?
今あなたが外に出ると…

殺されますよ?」



「…うん、痛いほど分かりました」

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