私と殺し屋の3ヶ月
「岬…心愛は女だぞ?
大体俺と同じ部屋なんて嫌に決まっているだろう…」
…嫌じゃ、ないかも。
なんて口が裂けても言えないんだけど。
案外嬉しいんじゃない?と、ブラッドさんが余計な事を言う。
「金が無いのだから黙れ、零。私もこの…ブラッドという奴と同室なんだからな」
「ちょっと待ってよ~…。
僕、こんなオッサンと同じ部屋なわけ?
刑務所の方がマシだねっ」
ブラッドさんが嘆くが、岬さんはもうチェックインをしてきたらしく、鍵を零さんに渡していた。