私と殺し屋の3ヶ月
「…心愛」
零さんの声に、思わずビクッとした。
いつの間にか、零さんは私の目の前に立っていた。
「れ、零さんっ…あのぅっ」
「これ持っとけ」
ズシッとした重い物が、私の手のひらにのせられた。
…拳銃?
っていうか私、今抱きしめられるかと思ってた…!!
何考えてんだか…私。
「護身用にな」
「……うん」
…私、いざという時に使えるか分からないんだけど。
使い方も曖昧になったし…。
「しばらくは、ホテル暮らしだからな…?」
「うん……って、えぇ!?」
ちょっ、いきなり!?
私、心臓がもちそうにないよ…。