私と殺し屋の3ヶ月



柩さんと砂羅さんに教えてもらってた時と同じく、スパルタ教育が始まった。


先生は零さんと岬さん、生徒は私とブラッドさん。

まぁブラッドさんは2人に余計な事を言うだけなんだけど。


内容は岬さんは銃を、零さんは暗殺やら応急処置やら…。

…私にその勉強が役に立つなんてあまり期待できないけど。


「…俺の授業は眠いのか?」

…ッハ!
今、零さんに教えてもらってるんだったっけ…。
でも昨日4時間しか寝てないんだし、うとうともするって。


「そんな事…なぁっ」

ズシリとした銃の銃口が私の額に押し付けられた。

…撃たれる?
嘘…零さん…!?


「お前、護身用の銃を引き抜きもしないのか?」

「え…えぇっ」

あ、そういえば私の銃、ポケットにしまってあったっけ。
…やられた。


…意地悪気味な零さんと一緒の部屋になんて、私は大丈夫なのだろうか。

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