私と殺し屋の3ヶ月
終焉
「心愛を殺し屋に渡した後…、私は物凄く後悔したんだよ」
悲しそうにお父さんが言った。本当に後悔しているみたい。
お父さんは私を愛してくれた?
「会社を捨てて、金と権力を最大限に使ってお前を探した…。
だけど、お前はついに見つからなかった」
零さんが私の頭を優しく撫でてくれた。
私が壊れそうなのが分かったんだろう。
「そんなときに、政治家にならないかと誘われてね。
マニフェストに殺し屋やら犯罪者をなくしたいと掲げたら、テレビやマスコミが飛びついて…私は、その力を使って殺し屋を探した。
だが、現れなかった…。
手がかりすら無かった」
お父さんが
私を
探して…いた?