私と殺し屋の3ヶ月

…俺が心愛と居ると、おかしくなってしまうからなのかもしれない。

おかしいというか、…胸が締め付けられるような…。

なんなんだ…この感情は?


「零、逃げるぞ!」

岬が俺の肩をこついて走って行ったので、俺も慌てて走って行った。

とにかく、警察に居場所を知られてもう一度刑務所…何てことにはなりたくないからな。


ブラッドが居た所に行くと、心愛はブラッドの腕の中で泣いていた。
ブラッドは、そんな心愛の頭を撫でて「よしよし」などと言っている。



……ズキ……



胸が、締め付けられるように痛んだ。
…また、あの感情が俺を支配する。


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