私と殺し屋の3ヶ月
守れない約束だと、分かっていた。
ただ…心愛を安心させたかった俺の勝手な言葉。
心愛もそれを分かっていて、おとなしくブラッドについて行ったのだろう。
ダダダダダダダ…
マシンガンを撃っても、警察の数には効き目がない。
…何人いるんだ一体。
間もなくして、俺と岬の弾がなくなり、捕まった。
時間は大分稼いだが…警察が数百人居る。
抜け出す事も、やっつける事もできない。
自分の不甲斐なさにイライラする。
「零…なんかおかしくないか?」
「何がだ?」
「警察の奴ら、俺らのとこには小娘一人で、全員森に行ったみたいだ」
「それは俺らが手錠かけられた状態だからだろう?
きっとブラッドと心愛を追ってるんだな…」
岬の言った、小娘とやらを見ると、確かにいた。
しかし、警察にはどう見ても見えない若い顔と高校生の服。
…こいつ、見たことある。
確か心愛の学校で…心愛の隣に居た女…。