私と殺し屋の3ヶ月
「お前…理沙とやらか?」
「え?…あぁ、覚えててくれたんだね」
理沙がフッと笑ってから、俺をギロリと睨んだ。
…女がこんなに怖い目をするのは初めて見た。
俺を憎んでいて嫌っていると、その目が語っている。
「お前のせいで…心愛は」
「なんだと?」
「お前のせいで心愛は変わったんだよ……なんで…」
さっきまで怒っていた理沙が、いきなり泣き出す。
何故泣く?
この子の心境の変わりように対処できず、またしようともしなかった。
…ハッキリいうと、こんな子はほおっておいて、早く心愛のもとへ行きたいのだが…。