私と殺し屋の3ヶ月

「なんで心愛は…こんな男を選んじゃったの!?」


わーん、と、幼稚園児のように泣き出した理沙を見て、岬が大きな溜め息をはいた。


「そんなこと知らんわ。
早く手錠外せ…」

「ふん…やだもん。
あなた達は心愛を、お父さんと会わせたら壊れると知っていて会わせたじゃない」

「早く鍵をよこせ」

「いや。私が心愛を守るの」


泣きながらだが、理沙は力強くそう言った。


そして、続けて理沙が話した。




「あなた達…ブラッドって人を知らない?」



< 459 / 491 >

この作品をシェア

pagetop