私と殺し屋の3ヶ月
「なんで心愛は…こんな男を選んじゃったの!?」
わーん、と、幼稚園児のように泣き出した理沙を見て、岬が大きな溜め息をはいた。
「そんなこと知らんわ。
早く手錠外せ…」
「ふん…やだもん。
あなた達は心愛を、お父さんと会わせたら壊れると知っていて会わせたじゃない」
「早く鍵をよこせ」
「いや。私が心愛を守るの」
泣きながらだが、理沙は力強くそう言った。
そして、続けて理沙が話した。
「あなた達…ブラッドって人を知らない?」