私と殺し屋の3ヶ月


怖い。

暗くなってきた森は不気味で、私は早く歩こうとした。


「……ぁっ」

頭が割れたのではないかと疑う痛さ。
思わず手で触ると、ぬるっとした感触。


「…血……」

頭から血が出ている。
よく見ると、腕にも足にも細い線のような傷があった。

そこから血が流れていた。



じょり じょり じょり


「…!!」


確実に私に迫る足音。
だめだ…身体中が痛くて、這うようにしかあるけない。


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