私と殺し屋の3ヶ月


「…いゃっ…ぅ…」

口を手で塞がれる。
だ…誰!?

足をばたつかせるが、意味は無かった。


「シーーッ…」


私の耳元で、「静かに」の意味を込められた声がする。

…この声は、零さん?


ズキズキして痛む頭を必死に堪えて、私は振り返った。



「零さんっ…!」



その瞬間、私は意識を失った。

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