私と殺し屋の3ヶ月
その刹那、静寂の森に声が響いた。
「おい、ブラッド!」
「……あぁ?」
ブラッドは嫌々心愛から目を離して、叫んだ人物を見た。
そして…。
「……零…何で居る?」
振り返ったブラッドの首筋にナイフをあてた零が、そこに居たのだった。
「黙れ…ブラッド…」
「あぁ、興奮しすぎて零に気付かなかったのか…。
おしかったなぁ、もうちょいで食べれたのに」
零は手際よくブラッドの手首に手錠をかけると、近くの大木に鎖で繋いだ。