私と殺し屋の3ヶ月

「…え?」

そういえば、なんか違和感あったけど…。

「あーやっぱり柩の声にやられたか…」

零さんが、はぁと溜め息をついた。

「どういう事ですか…?」

零さんは私を、目を細めて見ながら、
「あいつの声、凄い洗脳されちまう声なんだよな…」

「…どういう意味ですか?」

意味が分からない。

「あいつに金を振り込めって言われたら、振り込んじまう。
好きだって言われたら、好きになっちまう。
死ねって言われたら、死んじまうんだ。
…全部、無意識のうちに。」

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