私と殺し屋の3ヶ月

「おい、心愛?」

零さんが不思議そうに、私の頬を手で包んで上を向かせた。

「…なんでもないです」

零さんの暖かい手に、私は悲しくなった。

この感情に気付いてはだめ…。
だって…いつかは零さんに、
殺される運命だもん。

「心愛、なんか変だぞ」

「大丈夫っ!眠くなっただけだからっ!!」

作り笑い。
私、どうしちゃったんだろ…?

< 85 / 491 >

この作品をシェア

pagetop