キミと永遠に
家に着いたあたしは、以前、小松のお母さんからもらった箱と携帯を見た。

箱を開けるとそこには…

小さい時のあたし達2人の写真と、小さな箱、それに手紙が入っていた…

まず、手紙を読むことにした。

手紙には…

「お前がこれを見てるってコトは俺はそこには、いないな…お前のそばにはいねぇってことだな…
ゴメンな…いつも、突然消えてしまって…
でも、これだけは覚えておいて欲しい…
俺はお前が大好きだ。ずっと、お前が好きだった…この気持ちお前に直接伝えたかった…でも、もしも、お前と付き合うコトになっても俺はすぐにお前の前からいなくなる。それを考えるとなかなか伝えられなかった…でも、姿はなくてもそばにいる。向こうからお前を守ってやる。
もし、お前が俺のコト想ってなかったのなら、俺のコトは忘れてくれ。まぁ、でもそれはないな。お前、絶対俺のコト好きだったろー。俺は知ってるぜ。
その訳は…DVDを見てくれ。
でも、お前に好きな人が出来たら、俺のコトは忘れてくれていい。


お前に出逢えて良かった…
DVD絶対見ろよな!」

そう書かれていた。

そして、あたしは泣きながら、DVDの紙袋を開けた。DVDにはNo.1からNo.40まであった。

そして、No.1のDVDをセットし、再生ボタンを押した。
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