未送信メール
漣がどんな反応するか見てみたくてわざとそう言った


もちろん期待なんてしてなかった


でも…


「じゃ俺がなってやろうか?」

「え?」

「好きだっつってんだけど」


突然言われた漣からの『好き』


私はあまりにも嬉しくて涙を流すことしか出来なかった


そんな私を漣は優しく抱きしめてくれた



14回目の誕生日プレゼントは大好きな彼だった



そこから私達は幸せだった


私達が付き合い始めたことはあっという間に広まった


たぶん…いやきっと漣がとても有名だったから






< 14 / 191 >

この作品をシェア

pagetop