未送信メール
小さい頃から積もり積もった漣への想い


それは自分が思ってる以上に深くて簡単には抜け出せなかった


諦めようと思っても諦められない自分


「でも辛くてそんな行き場のない気持ちから逃れたくて漣に伝えたくて抱いてって頼んだの」


好きだけど上手く行かなくて…


でも諦めることも出来なくて


いっそ感情を捨ててしまえたらって思ったこともあった


そんな自分から変わりたかった


ただ変わりたかったんだ


例え先がどうなろうと一瞬の夢であったとしても


「漣に抱かれてたあの時だけは彼女になれたみたいで幸せだった」



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